もう20年も前に母親を亡くし、5年前には奥様に先立たれて失意のまま時間だけが過ぎてしまった。今回は他県にお住まいの息子さんに促されての”遺品整理依頼”です。五年以上も開かずの間もあって、ホコリの蓄積も相当です。今回の間取りは”4LDK+s”という、かなりのボリュームです。
作業内容・・・通路となる場所にはしっかりと養生を施し、今回は仏壇の廃棄は見送りでしたので、作業前にスタッフ全員で故人様に手お合わせてから作業開始。まずは徹底的に「紙類」と「衣類」を選別していきます。その間、認定遺品整理士が依頼者様に付き添って、「必要品」と「不用品」の選別作業です。次に家具類が大きくて搬出困難でしたので、室内で解体作業。トータルで処分品の量は、弊社2tパッカー二台分、2tトラック二台分の遺品処分となりました。
ご精算・・・簡易清掃まで含めて、一日半の作業時間で、依頼者様には「ホントに終わるんですね!!」という驚きの言葉と一緒に”心づけ”までいただいてしまい、スタッフ一同、感謝の気持ちで一杯になりました。依頼者様は今後、春先をめどに息子さん夫婦と同居も検討中との事で、わたしたちも少し安心した案件でした。料金は40万円(税別)でご精算いただきました。
かなりのボリュームで、搬出には苦戦しましたが、依頼者様からの労いの言葉で無事に完了できました。遺品整理とは”心”の整理でもあります。一緒に作業をしていると、わたしたちも”心”が整理されていくような感覚をいただける場面があり、ある意味では依頼者様にスタッフ達を育てていただいているのかもしれません・・・