自身が死亡したときや、判断力・意思疎通能力の喪失を伴う病気[2]にかかったときに希望する内容を記す。特に後者の内容を、事前指示(英: Advanced directive)と呼ぶ場合がある[3]。
書かれる事柄は特に決まっているわけではなく任意であるが、主に
などがある。
法的効力を有する性格の文書である遺言とは異なり、存命中や死後の家族の負担を減らすことを目的としている。
書籍や文具としてエンディングノートが販売されている。また自治体やNPOなどが無料配布してエンディングノートに関する講座を開いている例もある
参考ウィキペディア
ここで注目したいのは、エンディングノートには「法的効力がない」という点。
つまり、メモ書き程度の取扱いと同等という事実。
資産家だったら、当然、弁護士同伴で公証人役場にて「遺言書」を作成するでしょう。しかし、それに該当しない人達でも資産があるでしょう。また、借入金などの「負の資産」も存在します。
それらを、まだ存命のうちに書き記しておきましょう!というのがエンディングノートです。
病気や怪我、認知症などで記憶が定まらなくなる前に「終活」しようという目的も含んでいます。
これは、様々な事が書き込めるようになっています。例えば「遺品の取扱い」「遺言状の有無」「ペットについて」など多岐にわたって書き込めます。感謝のメッセージなんてのもあります。
今は文具店や本屋さんなどで、色々な書式のものが販売されていますので、参考程度でも読んでみてください。また、書籍なども複数あるようです。
弊社でも取り扱っております。一応、認定協会が作成した品物ですから安心できると思います。
今朝のメディア報道にあったのですが、ある高齢者がエンディングノートの記入を達成して、友人や知人、そして身内にもその中身を見せてしまったのです。その結果、ある犯罪が起きてしまったという報道でした。
なにが問題かというと、このノートには貴重品の隠し場所や銀行口座番号などが記入されており、その気になれば・・・
認知症などになってしまった場合を想定すると、書いたことも置いた場所も忘れてしまうのではないか?
そう考えると、書き記していく「意味」がホントにあるのだろうか?
書いたことによって、不幸な出来事がおきてしまったら「本末転倒」ですよね?
2013年の調べでは、殺人事件検挙件数のうち、被疑者と被害者の関係が親族間である割合は、実に53.5%という数字もでています。これに金銭が絡んだ犯罪も含めたら・・・
きっと恐ろしい数字が出るでしょう。
弊社では、きちんと管理できない状態での記入はおススメできません。なぜなら犯罪率を見てもお分かりになると思いますが、思わぬトラブルの温床にもなりかねないからです。やはり記入するのであれば、しかるべき機関と連携しながら確実に記入してほしいです。
終活ブームも追い風となり、誰でもこのようなノートの作成ができる世の中になりました。
記入するだけではなく、その後の管理も含めて検討されることを推奨いたします。