遺品整理を行っていると、様々な遺品と対面することになります。今回の宇都宮市での整理作業でも現金、貴金属、有価証券、権利書、印鑑などの貴重品だったり、アルバム、写真、手紙類、ぬいぐるみなどの思い出の品など様々な遺品と対面しました。
弊社では、お客様にあらかじめ「取り置きリスト」を作成していただき、間違って処分してしまわないよう細心の注意を払っております。
今回の遺品整理では、お客様にお願いされたのが「タバコ」でした。
取り置きするのではなく、新品未開封が沢山ありますので、ぜひ皆さんで吸ってくださいとの異例の内容です。スタッフのなかで喫煙する者は3名いて、それぞれに供養の意味も込めて託しました。
遺品には、本当に様々な背景だったり事情があります。わたしたち業者は一つ一つ丁寧に遺品の取り扱いを考え、最善最良の方法で行方を決定しなければなりません。
「姉が自室で亡くなってしまって・・・」詳しく伺うと、身内は依頼者様しかおらず、孤独死というかたちで亡くなってしまい、しかも賃貸マンションだった為に早期の退去を希望されていました。まだ経過日数も浅いのですが、多少の悪臭も発生しています。
見積りの際も、依頼者様は入室を拒否するほど部屋は荒れ果てた状況です。4年前に姉妹で部屋の片付けを実施したそうですが、あっというまに「ゴミ屋敷状態」に変貌してしまったそうです。
before
after
物量も相当あったのですが、リサイクルや寄付などに廻せそうな品物も沢山ありました。特に衣類が多くて、きちんと分別してリサイクル業者に納めます。
今回の料金は¥270000(税別)にてご精算していただきました。
遺品整理とゴミ屋敷の片付けは、本当に密接な関係性にあると思います。今後も孤独死などの悲しい事案が多数発生すると思いますが、弊社では少しでもお役に立てる努力を続けてまいります。
故人様へ 弊社一同 心よりご冥福をお祈りいたします。
遺品整理アップデート
佐藤修司